FIVBワールドカップバレーボール2015

韓国/アジア代表（12大会連続12回目）

アジアの伝統国である韓国は、長い間世界の上位から遠ざかっていたが、その流れを食い止めたのが、韓国で「100年に1人の逸材」と言われる大エース、金軟景（キム,ヨンギョン）である。身長192cmの高さにパワーと技術を兼ね備え、守備にも長ける。そして最大の持ち味は、闘志を前面に出す抜群のリーダーシップ。2009年から2シーズン、JTマーヴェラスに所属。その後トルコリーグに渡ると、欧州チャンピオンズリーグで優勝し、得点王とMVPを獲得。世界のエースとなった金が牽引する韓国は、2012年ロンドンオリンピックで36年ぶりのベスト4に進出し、金本人はMVPを獲得した。昨年の世界選手権は出場権を逃したが、自国開催のアジア競技大会で優勝。韓国は今年のワールドグランプリには出場しておらず、世界の舞台から離れているが、満を持して臨む今大会では旋風を巻き起こすかもしれない。

FIVB世界ランキング：10位（2014年1月時点）