FIVBワールドカップバレーボール2015

VOLLEYBALL WORLD CUP JAPAN 2015
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試合結果

日本の試合結果

日本の試合結果 | ランキング | 星取表 | 全試合結果

9月6日 日本×中国
チームセットカウント第1セット第2セット第3セット第4セット第5セット
日本
7勝4敗
1 17 25 21 22 -
中国
10勝1敗
3 25 22 25 25 -
【第1セットのスタメン】
長岡 望悠 1
ウィングスパイカー
長岡 望悠
NAGAOKA, Miyu
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1991-07-25
  3. 179cm/68kg
大竹 里歩 21
ミドルブロッカー
大竹 里歩
OTAKE, Riho
  1. デンソー
    エアリービーズ
  2. 1993-12-23
  3. 182cm/68kg
古賀 紗理那 8
ウィングスパイカー
古賀 紗理那
KOGA, Sarina
  1. NEC
    レッドロケッツ
  2. 1996-05-21
  3. 180cm/66kg
木村 沙織 3
ウィングスパイカー
木村 沙織
KIMURA, Saori
  1. 東レアローズ
  2. 1986-08-19
  3. 185cm/65kg
島村 春世 9
ミドルブロッカー
島村 春世
SHIMAMURA, Haruyo
  1. NECレッドロケッツ
  2. 1992-03-04
  3. 182cm/78kg
宮下 遥 19
セッター
宮下 遥
MIYASHITA, Haruka
  1. 岡山シーガルズ
  2. 1994-09-01
  3. 177cm/61kg
佐藤 澪 13
リベロ
佐藤 澪
SATO, Mio
  1. トヨタ車体
    クインシーズ
  2. 1993-02-12
  3. 153cm/52kg

【戦評】

2015.09.06-2.jpg2015.09.06-1.jpg

FIVBワールドカップ2015女子大会、第3ラウンド名古屋大会。FIVB世界ランキング5位(2015年8月28日時点)日本の最終戦は、アジア大陸代表で同ランキング3位の中国と対戦した。相手の高さに苦しんだ第1セットは奪われたが、第2セットは粘りのディフェンスから連続得点を重ねてセットを奪取。続く第3セットも前半リードを奪ったが、終盤に追いつかれて奪われると、第4セットは粘りを見せたが19-19から連続失点しセットカウント1-3で敗戦。その結果、本大会を8勝4敗の最終順位5位で終了した。

第1セット、前日と同じスターティングメンバーで臨んだ日本は、宮下遥のサービスエースで先取点を奪ったが、朱婷(シュ,テイ)など中国の高さあるブロックやスパイクに苦しんで5-8で1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。タイムアウト明け、島村春世のブロード攻撃、長岡望悠、古賀のスパイクで得点するが、なかなか連続得点は奪えず。2回目のテクニカルタイムアウトも10-16で奪われた。その後、日本は木村沙織がサーブで攻めると、島村、古賀紗理那がブロックを決めるなどで4連続得点して15-19と4点差まで詰めたが、追い上げもここまで。第1セットを17-25で奪われた。

第2セット、日本は2-3から木村、長岡、島村のスパイクで3連続得点して6-4とし、1回目のテクニカルタイムアウトを8-6で奪った。ところがタイムアウト明け、3連続失点を2度喫し、11-13とされたところでタイムアウトを取った。その後、長岡のスパイク、サービスエースなどで16-16と同点とした。すると17-18の場面で、ピンチサーバー鍋谷友理枝が相手のサーブレシーブを崩すと6連続得点して逆転。宮下のサービスエースでセットポイントを迎えると、相手のタッチネットで25-22、第2セットを奪った。

第3セット、出だしは連続失点したが、丁寧にサーブレシーブを返すと長岡、島村がスパイクを決めて7-8で1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。タイムアウト明け、古賀が次々とスパイクを決めてチームを勢いづかせると、長岡のブロックアウトで16-13と2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後、逆転を許すが、鍋谷のサーブから連続得点して20-20とした日本。しかし、相手エースに連続スパイクでリードを許し、21-25で第3セットを失った。

第4セット、2-5とリードを許したが、交代で入った迫田さおり、木村がスパイクを決めて7-8と1回目のテクニカルタイムアウトを奪われた。タイムアウト明けは一進一退の攻防となったが、15-16と1点差のまま、2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後、サイドアウトが続いたが、19‐19から連続失点。それでも、迫田、木村のスパイクで粘りを見せたが追いつくまでには至らず。第4セットは22-25で失った。

【コメント】

眞鍋政義監督
「今日は最終試合ということで、試合前のミーティングでも「勝って終わろう」と言っていたのだが、最終的に勝ち切れなかったのは力不足だったと思っている」

キャプテン・木村沙織選手
「今日は最後勝って終わりたかったのだが、そう出来なかった。今まで皆でやってきたことはしっかり最後まで貫き通せたので、そこは良かったと思う 」

古賀紗理那選手
「今日で終わってしまったが、最後勝って終わりたかった。それが叶わず残念。ただ、本当にこのメンバーで出来てよかった」

宮下遥選手
「勝てなくて悔しい思いもあるが、この負けは来年のオリンピック最終予選にも繋がると思うので、来年に向けてしっかり準備をして臨みたい」

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9月5日 日本×アメリカ
チームセットカウント第1セット第2セット第3セット第4セット第5セット
日本
7勝3敗
1 25 23 20 10 -
アメリカ
8勝2敗
3 20 25 25 25 -
【第1セットのスタメン】
長岡 望悠 1
ウィングスパイカー
長岡 望悠
NAGAOKA, Miyu
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1991-07-25
  3. 179cm/68kg
大竹 里歩 21
ミドルブロッカー
大竹 里歩
OTAKE, Riho
  1. デンソー
    エアリービーズ
  2. 1993-12-23
  3. 182cm/68kg
古賀 紗理那 8
ウィングスパイカー
古賀 紗理那
KOGA, Sarina
  1. NEC
    レッドロケッツ
  2. 1996-05-21
  3. 180cm/66kg
木村 沙織 3
ウィングスパイカー
木村 沙織
KIMURA, Saori
  1. 東レアローズ
  2. 1986-08-19
  3. 185cm/65kg
島村 春世 9
ミドルブロッカー
島村 春世
SHIMAMURA, Haruyo
  1. NECレッドロケッツ
  2. 1992-03-04
  3. 182cm/78kg
宮下 遥 19
セッター
宮下 遥
MIYASHITA, Haruka
  1. 岡山シーガルズ
  2. 1994-09-01
  3. 177cm/61kg
座安 琴希 2
リベロ
座安 琴希
ZAYASU, Kotoki
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1990-01-11
  3. 159cm/57kg

【戦評】

2015.09.05-2.jpg2015.09.05-1.jpg

FIVBワールドカップ2015女子大会、第3ラウンド名古屋大会。FIVB世界ランキング5位(2015年8月28日時点)日本の第10戦は、同ランキング1位で2014女子世界選手権優勝国のアメリカと対戦した。サーブとレシーブがかみ合った第1セット、長岡望悠と古賀紗理那の活躍などで、終始リードを保って先取したが、拮抗した第2セットを落とすと、第3セットは相手の高さに苦しんで追う展開となり、落としてしまう。巻き返しを図りたい第4セットだったが、序盤から連続失点。大量リードを作られると追いつくことができず。セットカウント1-3で大会3敗目を喫した。この結果で、本大会でのリオデジャネイロ五輪の出場権獲得の可能性はなくなった。次戦は9月6日(日)19時より、アジア大陸代表で同ランキング3位の中国と本大会最終戦を戦う。

第1セット、連続失点からスタートした日本だが、長岡のスパイクでチーム初得点を奪い、キャプテン・木村沙織と古賀のスパイクでリードを許さない。3連続得点した日本は、7-6で古賀がスパイクを決めて1回目のテクニカルタイムアウトを奪った。タイムアウト明け、日本は相手の攻撃をブロックに当てて粘り、長岡のバックアタックと大竹里歩のブロックで11-7とリードしたところで、アメリカはタイムアウトを取った。13-9の場面で相手の攻撃を3度凌ぎ、木村のレフトからブロックアウトで2回目のテクニカルタイムアウトを16-13で奪った。その後、古賀、長岡のスパイクで3連続得点し20-15とリードを広げ、そのままセットポイントを迎えた日本は、長岡がライトからバックアタックを決めて、25-20で第1セットを奪った。

第2セットの序盤、長岡のスパイク、サービスエース、島村春世のブロード攻撃で3連続得点。8-6でまたも1回目のテクニカルタイムアウトを奪った。タイムアウト明け、連続失点で同点にされた後はサイドアウトが続く展開となり、15-16で2回目のテクニカルタイムアウトとなった。そのタイムアウト明け、2点差をつけられそのままセットポイントを握られた日本。最後は長岡のスパイクがブロックにつかまり23-25で第2セットを失った。

第3セット、日本は木村に代えて内瀬戸真実を投入。相手のミスで先制し、大竹のブロック、クイックなどで、8-3で1回目のテクニカルタイムアウトを奪った。タイムアウト明け、連続得点を喫して13-13と追いつかれ、15-16と2回目のテクニカルタイムアウトを奪われた。タイムアウト明け、日本はアメリカの連続ブロックにあい16-20とリードを広げられ、20-25で第3セットを失った。

第4セット、立ち上がりから連続失点し1回目のテクニカルタイムアウトの時点で2-8と点差をつけられてしまった。その後も連続失点を喫し、2回目のテクニカルタイムアウトを5-16で迎えた。その後、途中出場の石井優希、迫田さおりが得点したが、流れを変えるまでには至らず、相手のマッチポイントを迎えると、石井のスパイクがブロックにつかまり10-25 で失った。

【コメント】

眞鍋政義監督
「今日は2セット目が勝負だった。今大会、1セット目の立ち上がりは良いが、2セット目以降、特にサーブが課題になっている。勝っている試合は2セット目、3セット目もサーブが非常に良いが、今日を振り返ってみると、2セット目以降のサーブがスピードも緩くなり、相手のサーブレシーブがAパスの確率が高くなっていった」

キャプテン・木村沙織選手
「スタートは良かったが、途中から自分たちのミスが出て、そこから相手が調子づいてしまって最後まで取り返せなかった。残念な試合になってしまった」

古賀紗理那選手
「サーブで崩されて、コンビを作ることが出来ず、長岡選手らに負担をかけてしまった。攻撃が単調になって負けてしまい、すごく悔しい」

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9月4日 日本×アルジェリア
チームセットカウント第1セット第2セット第3セット第4セット第5セット
日本
7勝2敗
3 25 25 25 - -
アルジェリア
9敗
0 8 10 6 - -
【第1セットのスタメン】
鍋谷 友理枝 22
ウィングスパイカー
鍋谷 友理枝
NABEYA, Yurie
  1. デンソー
    エアリービーズ
  2. 1993-12-15
  3. 176cm/58kg
大竹 里歩 21
ミドルブロッカー
大竹 里歩
OTAKE, Riho
  1. デンソー
    エアリービーズ
  2. 1993-12-23
  3. 182cm/68kg
石井 優希 12
ウィングスパイカー
石井 優希
ISHII, Yuki
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1991-05-08
  3. 180cm/68kg
迫田 さおり 16
ウィングスパイカー
迫田 さおり
SAKODA, Saori
  1. 東レアローズ
  2. 1987-12-18
  3. 175cm/63kg
島村 春世 9
ミドルブロッカー
島村 春世
SHIMAMURA, Haruyo
  1. NECレッドロケッツ
  2. 1992-03-04
  3. 182cm/78kg
古藤 千鶴 5
セッター
古藤 千鶴
KOTO, Chizuru
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1982-10-08
  3. 171cm/65kg
座安 琴希 2
リベロ
座安 琴希
ZAYASU, Kotoki
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1990-01-11
  3. 159cm/57kg

【戦評】

2015.09.04-1.jpg2015.09.04-2.jpg

FIVBワールドカップ2015女子大会、第3ラウンド名古屋大会。FIVB世界ランキング5位(2015年8月28日時点)日本の第9戦は、同ランキング23位でアフリカ大陸代表のアルジェリアと対戦した。試合開始から好サーブが続いた日本は、粘って攻める展開を披露。第1セットを、25-8で奪うと、第2、3セットもアルジェリアを圧倒。セットカウント3-0のストレートで本大会7勝目をあげた。次戦は9月5日(土)19時より、2014女子世界選手権優勝国で同ランキング1位のアメリカと対戦する。

第1セット、前試合のセルビア戦からスターティングメンバーを大幅に変更してきた日本は、古藤千鶴のサービスエースで先取点を奪い、石井優希、鍋谷友理枝などの活躍で6-1とリードを作ると、1回目のテクニカルタイムアウトを8-1で迎えた。その後も、サーブで攻めて相手を崩して得点を重ねた日本。2回目のテクニカルタイムアウトを16-1で奪った。タイムアウト明けも、サーブ、スパイクと攻め続けた日本が第1セットを25-8で奪った。

第2セット、石井、鍋谷、セッター対角に入った迫田さおりのスパイクなどで1回目のテクニカルタイムアウトを8-5で奪った。その後も石井、迫田、鍋谷のスパイク、島村春世のサービスエースなどで点差を広げて、16-7で2回目のテクニカルタイムアウトを折り返した。セット終盤、内瀬戸真実、古賀紗理那、宮下遥を投入し、交代選手も活躍。リードをさらに広げて25-10で第2セットを取った。

第3セットは、宮下のサービスエースでこのセットの先取点を奪い、古賀、キャプテン・木村沙織、大竹里歩らのスパイクで連続得点。失点0で1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。タイムアウト明け、連続失点を喫したが、16-3と大量リードを保ったまま2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後、山口舞がクイックを決めリベロ以外の選手が全員得点。結局、第3セットを25-6で奪った。

【コメント】

眞鍋政義監督
「今日は初めから全員を使おうと思って臨み、予定通り全員使えた。サーブがよく走っており、明日の試合が楽しみになった。明日(のアメリカ戦)は調子がいい選手からコートに送り込みたい。迫田(さおり選手)はここ最近調子がよくなかったが、今日はよかった。これで明日のアメリカ戦、明後日の中国戦では全14名の選手を使える。アメリカ、中国ともにブロックがいいので、今日は中央を使うようにセッターには指示を出した」

キャプテン・木村沙織選手
「名古屋に移動してきて、会場の空間も変わった中で全員がコートに立てたことは明日につながると思う。日本・アメリカともに互いを知り尽くしているので、我慢強く、ミスを先に出さないように戦いたい。(迫田選手とは)全日本でも所属チームでも一緒にいるので、互いにプレーの確認をすることもあるが、気にするほど悪いプレーではないと思う。チーム力は不可欠。いろいろなメンバ-がいて、みんなが互いにいいプレーを引き出すことができている」

迫田さおり選手
「これからの戦い(アメリカ戦、中国戦)に向けてとても重要な試合だった。その試合にスタートから出させてもらったので、明日に繋がるプレーができればと思ってコートに立った。(明日は)今日以上にスタッフと選手が一致団結して臨みたい。欲を言えばまだまだ点数を取りたかったし、コートにもっと立ちたかった。(個人の)プレーについては、もっとできるところがあったと思う」

石井優希選手
「格下の相手にストレートで、しかも得点もたくさん取られることなく勝つことができたが、明日のアメリカ戦を考えるともっと失点は少ない方がよかったと思う。アメリカはスピードがあるが日本には粘り強さがあるので、泥臭くみんなで1つになって戦いたい」

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9月1日 日本×セルビア
チームセットカウント第1セット第2セット第3セット第4セット第5セット
日本
6勝2敗
2 26 17 14 25 9
セルビア
7勝1敗
3 24 25 25 21 15
【第1セットのスタメン】
長岡 望悠 1
ウィングスパイカー
長岡 望悠
NAGAOKA, Miyu
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1991-07-25
  3. 179cm/68kg
大竹 里歩 21
ミドルブロッカー
大竹 里歩
OTAKE, Riho
  1. デンソー
    エアリービーズ
  2. 1993-12-23
  3. 182cm/68kg
古賀 紗理那 8
ウィングスパイカー
古賀 紗理那
KOGA, Sarina
  1. NEC
    レッドロケッツ
  2. 1996-05-21
  3. 180cm/66kg
木村 沙織 3
ウィングスパイカー
木村 沙織
KIMURA, Saori
  1. 東レアローズ
  2. 1986-08-19
  3. 185cm/65kg
山口 舞 7
ミドルブロッカー
山口 舞
YAMAGUCHI, Mai
  1. 岡山シーガルズ
  2. 1983-07-03
  3. 176cm/62kg
宮下 遥 19
セッター
宮下 遥
MIYASHITA, Haruka
  1. 岡山シーガルズ
  2. 1994-09-01
  3. 177cm/61kg
座安 琴希 2
リベロ
座安 琴希
ZAYASU, Kotoki
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1990-01-11
  3. 159cm/57kg

【戦評】

FIVBワールドカップ2015女子大会、第2ラウンド仙台大会。FIVB世界ランキング5位(2015年8月28日時点)日本の第8戦は、同ランキング8位でヨーロッパ大陸代表のセルビアと対戦した。第1セット、相手の高い攻撃をブロックに当てて粘り、得点を重ねて26-24とセットを先取した。ところが、第2セットに入ると、日本はサーブレシーブが乱れて攻撃につなげられず。17得点でセットを失う。続く第3セットもセルビアの勢いを止めることができずに失った。第4セット、リード一時はリードを許したが、内瀬戸真実の活躍もあってセットを奪取。今大会2度目となるフルセットに突入した。その第5セット、序盤に連続失点を喫すると追いつくことができず。セットカウント2-3で大会(6勝)2敗目を喫した。次戦は9月4日(金)19時より、アフリカ大陸代表で同ランキング23位のアルジェリアと対戦する。

第1セット、立ち上がりヨバナ・ステバノビッチ、ミレーナ・ラシッチというミドルブロッカーを中心としたセルビアの高い攻撃に苦しむが、ディフェンスで粘って、古賀紗理那、木村沙織、大竹理歩らが得点。8-7で1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。タイムアウト明けはサイドアウトが続くが、13-14から、木村のサービスエースに続けて、相手の高いアタックをブロックに当てて拾うと、古賀が連続スパイク。16-14と2回目のテクニカルタイムアウトも奪った。その後、ラシッチに3連続スパイクを決められて21-22と逆転されたが、長岡の活躍もあってデュースとなり、24‐24でまたも長岡がライトからスパイクを決定。セットポイントを迎えるとここで木村がサービスエース。26-24で第1セットを奪った。

第2セット序盤、サーブレシーブが乱れた日本は、7-8と1回目のテクニカルタイムアウトを奪われた。タイムアウト明け、長岡の得点で同点に追いつくが、なかなか連続得点が奪えず。逆に14-14から連続得点を奪われて、2回目のテクニカルタイムアウトも奪われた。その後、相手の高いブロックにつかまりだして連続失点を喫して点差を広げられてしまった。日本は、古賀のスパイクで連続失点を止めたが、流れを取り戻すには至らず。第2セットは、17-25で落とした。

第3セット、相手の好サーブに崩されて連続失点を喫して4-8とリードされた。木村に代えて石井優希を、宮下遥に代えて古藤千鶴、山口舞に代えて島村春世を、と選手交代で巻き返しを図るが、セルビアに傾いた流れを変えることはできなかった。セット終盤、長岡のサーブから連続得点を決めたが、結局14-25で第3セットを失った。

第4セット、日本は序盤からサーブで攻めると本来の粘りを見せて8-5と1回目のテクニカルタイムアウトを奪った。しかし、タイムアウト明けに3度3連続失点を喫して13-16で2回目のタイムアウトは奪われてしまった。その後、古賀のサーブから内瀬戸が連続スパイクを決めるなどで20-18と逆転。そのリードを守ってセットポイントを迎えると、大竹が好サーブ。そのサーブレシーブを宮下が直接叩き込んで25-21とし、第4セットを奪った。

第5セットは宮下のサービスエースで先取点を奪ったが、直後に5連続失点。リードされる展開となると4-7から、長岡、古賀のスパイク、長岡のサービスエースで6-8と2点差に。しかし、セルビアは、193センチのティアナ・ボシュコビッチを中心に攻撃をして点差を縮めさせない。7-10でタイムアウト。日本は、その点差を縮めることができず。結局、9-15で第5セットを失った。

【コメント】

眞鍋政義監督
「フルセットまでいったが負けてしまって悔しい。セルビアにはやはりサーブで崩されブロックされたという印象。日本のブロックはよかったが、ディフェンスの「繋ぎ」の部分がもう少しよくなったらと思う。サーブでもう少し崩すことができたらよかった。名古屋大会で対戦するアメリカ(同2試合目)と中国(同3試合目)にも(オリンピック出場権獲得の)可能性がある限り、チャレンジ精神でぶつかっていきたい」

キャプテン・木村沙織選手
「絶対取りたい1戦だったが、最後に取りきることができず悔しかった。しっかり切り替えてあと3試合、今までやってきたことをすべて出し切れるように頑張りたい。(今日の試合では)スパイクが通用しなかったのでチームの足を引っ張ってしまったと思った」

内瀬戸真実選手
「サーブレシーブが崩れていい攻撃につなげられなかったのがくやしかった。総力戦で戦う。途中出場が多いが、レセプを安定させるということができていないので、これからの試合はそれを課題にしてやっていく」

古賀紗理那選手
「フルセットまで行ったのに勝てなかったのが悔しいが、気持ち切り替えてつぎがんばる。名古屋からはスタートからエンジン全開で出し切りたい」

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8月31日 日本×韓国
チームセットカウント第1セット第2セット第3セット第4セット第5セット
日本
6勝1敗
3 25 26 25 - -
韓国
2勝5敗
0 17 24 17 - -
【第1セットのスタメン】
大竹 里歩 21
ミドルブロッカー
大竹 里歩
OTAKE, Riho
  1. デンソー
    エアリービーズ
  2. 1993-12-23
  3. 182cm/68kg
古賀 紗理那 8
ウィングスパイカー
古賀 紗理那
KOGA, Sarina
  1. NEC
    レッドロケッツ
  2. 1996-05-21
  3. 180cm/66kg
宮下 遥 19
セッター
宮下 遥
MIYASHITA, Haruka
  1. 岡山シーガルズ
  2. 1994-09-01
  3. 177cm/61kg
長岡 望悠 1
ウィングスパイカー
長岡 望悠
NAGAOKA, Miyu
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1991-07-25
  3. 179cm/68kg
木村 沙織 3
ウィングスパイカー
木村 沙織
KIMURA, Saori
  1. 東レアローズ
  2. 1986-08-19
  3. 185cm/65kg
島村 春世 9
ミドルブロッカー
島村 春世
SHIMAMURA, Haruyo
  1. NECレッドロケッツ
  2. 1992-03-04
  3. 182cm/78kg
座安 琴希 2
リベロ
座安 琴希
ZAYASU, Kotoki
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1990-01-11
  3. 159cm/57kg

【戦評】

FIVBワールドカップ2015女子大会、第2ラウンド仙台大会。FIVB世界ランキング5位(2015年8月28日時点)日本の第7戦は、同ランキング10位でアジア大陸代表の韓国と対戦した。集中力が高かった日本は、試合開始からサーブで攻めて、ディフェンスで粘る日本らしいバレーを展開。リードを守り、第1セットを先取した。互いに譲らない展開となった第2セットは終盤に競り勝って奪うと、第3セットも序盤から攻守がうまく絡んで韓国のバレーを展開させず。セットカウント3-0のストレート勝ちで、大会6勝目をあげた。次戦は9月1日(火)19時より、ヨーロッパ大陸代表で同ランキング8位のセルビアと対戦する。

第1セット、昨日と同じスターティングメンバーで臨んだ日本は、まず古賀紗理那がレフトから先取点。セッター・宮下遥がサービスエースで続くなど3-0と好発進。その後、長岡望悠のフェイント、大竹里歩のクイックなどで連続得点をあげて、1回目のテクニカルタイムアウトを8-2で奪った。15-8から、キム,ヨンギョンに連続サービスエースを決められたが、長岡がライトからフェイントを決めて16-11で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後、このセット7得点した長岡が引っ張り、最後は大竹がチャンスボールをダイレクトで決めて25-17で第1セットを先取した。

第2セット、キム,ヒジンに先取点を許すが、木村、古賀、島村春世が着実に決めて同点にした。宮下がサービスエースを決めて8-7と1回目のテクニカルタイムアウトを奪った後、サイドアウトが続いたが、日本が先に連続失点。13-16とリードされた。それでも、長岡、木村の活躍などで追いつき、24-24の場面で宮下がダイビングで相手スパイクをレシーブすると、そのボールを木村が得点。セットポイントで、古賀がレフトからスパイクを決めて、26-24で第2セットも奪った。

第3セット序盤、大竹、木村がスパイクを決め、長岡が2本のサービスエースを決めてまたも先行して、8-5でテニカルタイムアウトに到達した。タイムアウト明け、このセットのスタートから入った山口舞がブロック、ブロード攻撃で得点しリードを広げ、16-9で2回目のテクニカルタイムアウトを奪った。その後、韓国の反撃を受けて点差を縮められたが、最後は大竹が3連続得点。25-17で第3セットを奪った。

【コメント】

眞鍋政義監督
「選手は緊張しているかと思ったがスタートダッシュができ、サーブが思ったところに行ったことで楽な展開にすることができた。(明日対戦する)セルビアはブロック、アタックともにいいチームでここ数年度々負けている。(今大会に入って)日本は練習の割にディフェンスがよくない。(今日の試合では)「つなぎ」の精度が非常に悪かったので、明日の練習で細かいところを詰めないと、簡単にはいかないと思う」

キャプテン・木村沙織選手
「しっかりスとレートで勝つことができてよかった。明日のセルビア戦が本当に大事なので、全員で今持っている力をすべてコートの中で出し切れるようにやりたい」

宮下遥選手
「立ち上がりから全員がいい集中力で臨めた。今日のことは1度リセットして、明日のセルビア戦に挑みたい。今日は両サイド(レフト、ライト)を中心に組み立てて、時々クイックを使えたらと思っていた」

古賀紗理那選手
「今日はサーブが走り、自分たちのバレーをすることができた。明日もサーブで攻めて自分たちのリズムを作っていきたい」

○FIVBワールドカップ2015 女子大会 順位表(8月31日[月]終了時点)

1位:アメリカ (6勝1敗、勝点19)
2位:日本(6勝1敗、勝点18、セット率=4.000、得点率=1.309)
3位:ロシア(6勝1敗、勝点18、セット率=4.000、得点率=1.218)
4位:中国(6勝1敗、勝点18、セット率=3.600)
5位:セルビア(6勝1敗、勝点16)
6位:ドミニカ共和国(4勝3敗、勝点13)
7位:アルゼンチン(3勝4敗、勝点9)
8位:韓国(2勝5敗、勝点6、セット率=0.466)
9位:キューバ(2勝5敗、勝点6、セット率=0.437)
10位:ペルー(1勝6敗、勝点3)
11位:ケニア(0勝7敗、勝点0、セット率=0.047)
12位:アルジェリア(0勝7敗、勝点0、セット率=0.000)

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8月30日 日本×ペルー
チームセットカウント第1セット第2セット第3セット第4セット第5セット
日本
5勝1敗
3 25 25 25 - -
ペルー
1勝5敗
0 19 21 15 - -
【第1セットのスタメン】
宮下 遥 19
セッター
宮下 遥
MIYASHITA, Haruka
  1. 岡山シーガルズ
  2. 1994-09-01
  3. 177cm/61kg
島村 春世 9
ミドルブロッカー
島村 春世
SHIMAMURA, Haruyo
  1. NECレッドロケッツ
  2. 1992-03-04
  3. 182cm/78kg
木村 沙織 3
ウィングスパイカー
木村 沙織
KIMURA, Saori
  1. 東レアローズ
  2. 1986-08-19
  3. 185cm/65kg
古賀 紗理那 8
ウィングスパイカー
古賀 紗理那
KOGA, Sarina
  1. NEC
    レッドロケッツ
  2. 1996-05-21
  3. 180cm/66kg
大竹 里歩 21
ミドルブロッカー
大竹 里歩
OTAKE, Riho
  1. デンソー
    エアリービーズ
  2. 1993-12-23
  3. 182cm/68kg
長岡 望悠 1
ウィングスパイカー
長岡 望悠
NAGAOKA, Miyu
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1991-07-25
  3. 179cm/68kg
座安 琴希 2
リベロ
座安 琴希
ZAYASU, Kotoki
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1990-01-11
  3. 159cm/57kg

【戦評】

2015.08.30-1new.jpg2015.08.30-2new.jpg

FIVBワールドカップ2015女子大会、第2ラウンド仙台大会。FIVB世界ランキング4位(2014年10月13日時点)日本の第6戦は、同ランキング23位で南米大陸代表のペルーと対戦した。

第1セット序盤、古賀紗理奈のサーブからリズムをつかんでセットを先取。第2セットは、相手の高さに苦しんで拮抗した展開となったが、長岡望悠のブロックから連続得点を奪ってセットを連取。第3セットも、サーブから流れをつかんで連続得点。セットカウント3-0のストレート勝ちで、大会5勝目をあげた。次戦は8月31日(月)19時より、アジア大陸代表で同ランキング10位の韓国と対戦する。

第1セット、前戦と同じスターティングメンバーで臨んだ日本は、開始直後は点の取り合いとなったが、古賀のサーブからチャンスをつかむと、大竹里歩のブロックやクイック。長岡の連続スパイクで連続得点をあげて8-4で1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後も、日本はカルラ・オルティスをサーブで狙ってサーブレシーブを崩して得点を重ねていく。日本は20-13から3連続失点したが、途中出場の迫田さおりの得点でセットポイントを迎えると、最後は宮下遥のツーアタックが決まって25-19で第1セットを先取した。

第2セット、日本は石井優希、山口舞をスタートから起用。その石井が、まずチーム初得点を奪ったが、その後は相手の高いブロックに苦戦。しかし、入ったばかりの山口がクイックを決めると、キャプテン・木村沙織が好サーブで相手を崩して8-5で1回目のテクニカルタイムアウトを奪った。その後、連続失点で13-12と追い上げられると、セッターを宮下から古藤千鶴へ交代。流れを変えたい日本だが、拮抗した展開となった。しかし、18-19で長岡がブロックを決めると、古藤のサーブから連続得点。最後は相手のミスで25-21と第2セットを奪った。

第3セット、序盤はサーブレシーブを崩されて点の取り合いになった。日本は6-6から木村がレフトからクロススパイクを決め、続く古賀がサービスエースを奪い、8-6とまたも1回目のテクニカルタイムアウトに先に到達した。タイムアウト明け、日本は長岡、木村がサービスエースを決め、好サーブを連発して加点。16-9で2回目のテクニカルタイムアウトを迎え、古賀と迫田がスパイクを決めてリードを広げた。最後は島村春世のクイックが決まって25-15と第3セットを奪った。

【コメント】

眞鍋政義監督
「仙台大会の初日を迎える前に、(昨日、一昨日と)2日間休みがあったが、やはり休み明けはあまり調子がよくない。しかし、ストレートで勝ててほっとしている。まだあと半分試合が残っており、会場も変わったので、空間の感覚を掴むために全員全員を使った。明日からも厳しい戦いになる。(明日対戦する)韓国はディフェンスがいい。選手・スタッフ一致団結して明日からも全力で頑張る」

キャプテン・木村沙織選手
「仙台大会の1戦目、しっかりストレートで勝つことができてよかったが、すごくいいバレーだったかと言われると足りなかった部分もある。今日の夜から明日の試合前までに良い準備をして韓国戦に臨みたい」

古藤千鶴選手
「今日はストレートで勝つことが出できたが、まだまだ課題の残る試合だったと思う。ペルーは安定していて、なかなか自分たちのバレーが作りづらかった。崩れても直接失点につながらないように、3本目が打てるところまで持っていこうという意識でコートに立った」

長岡望悠選手
「(会場が変わった最初の試合で)全員がコートに立つことができ、明日に向けてもいい準備ができたのではないか。(韓国は)エースが決めてチームが盛り上がってくるチーム。サーブで攻め、ブロックとディフェンスを徹底し、1点1点に集中してやっていきたい」

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8月27日 日本×ドミニカ共和国
チームセットカウント第1セット第2セット第3セット第4セット第5セット
日本
4勝1敗
3 25 20 30 25 15
ドミニカ共和国
3勝2敗
2 18 25 32 15 13
【第1セットのスタメン】
古賀 紗理那 8
ウィングスパイカー
古賀 紗理那
KOGA, Sarina
  1. NEC
    レッドロケッツ
  2. 1996-05-21
  3. 180cm/66kg
宮下 遥 19
セッター
宮下 遥
MIYASHITA, Haruka
  1. 岡山シーガルズ
  2. 1994-09-01
  3. 177cm/61kg
島村 春世 9
ミドルブロッカー
島村 春世
SHIMAMURA, Haruyo
  1. NECレッドロケッツ
  2. 1992-03-04
  3. 182cm/78kg
大竹 里歩 21
ミドルブロッカー
大竹 里歩
OTAKE, Riho
  1. デンソー
    エアリービーズ
  2. 1993-12-23
  3. 182cm/68kg
長岡 望悠 1
ウィングスパイカー
長岡 望悠
NAGAOKA, Miyu
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1991-07-25
  3. 179cm/68kg
木村 沙織 3
ウィングスパイカー
木村 沙織
KIMURA, Saori
  1. 東レアローズ
  2. 1986-08-19
  3. 185cm/65kg
座安 琴希 2
リベロ
座安 琴希
ZAYASU, Kotoki
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1990-01-11
  3. 159cm/57kg

【戦評】

20150827-1.jpg

FIVBワールドカップ2015女子大会、第1ラウンド東京大会。FIVB世界ランキング4位(2014年10月13日時点)日本の第5戦は、同ランキング6位で北中米大陸代表のドミニカ共和国と対戦した。前日までの成績では3勝1敗同士による激突となった。いずれもレベルの高いサーブ、そしてレシーブで応戦し第1、2セットを奪い合う。激しいデュースでの競り合いとなった第3セットはドミニカ共和国がものにしたが、第4セットを取り返した日本は、最終セットも一丸となってセットカウント3-2のフルセットの末、勝利した。次戦は8月30日(日)19時より、南米大陸代表で同ランキング23位のペルーと対戦する。

日本は昨日の第4戦から、山口舞に代わって島村春世がス―ティングメンバーに入った。第1セットの立ち上がりは5-5まで点の取り合いが続くが、そこから大竹里歩のサーブを起点として日本が連続得点。島村のブロード攻撃や古賀紗理那の活躍もあり、16-10とリードして2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。両者その後も見応えのあるラリーを展開し、セット終盤にはドミニカ共和国が強烈なサーブで追い上げたが、日本はキャプテン・木村沙織のサービスエースと古賀のブロックで突き放し、第1セットを先取した。

続く第2セットは、ドミニカ共和国が粘り強いレシーブから速い攻撃につなげてリード。鋭いジャンプサーブも日本コートに襲いかかった。日本も古賀のサーブや内瀬戸真実のレシーブで食い下がり、さらに石井優希と古藤千鶴をコートへと送って巻き返しを図った。しかし点差を詰め切れず、このセットはドミニカ共和国がものにした。

石井と古藤が残った第3セットも、第1セット同様5-5から連続得点した日本が一歩抜け出したが、ドミニカ共和国も譲らず、その後は競り合いのままセット後半へ突入。見事なレシーブからスパイクとサーブに繋げ抜け出したのはドミニカ共和国だった。結局デュースにもつれてシーソーゲームが続いたが、最後はジャンプサーブを決めたドミニカ共和国に第3セットを奪われた。

第4セットは、やや息切れした相手に対し、内瀬戸の攻撃や鍋谷友理枝のサーブなどでリズムをつかみ、日本が大差で奪い返した。

第5セットは長岡、内瀬戸のスパイクが決まり8-6と日本リードでコートチェンジ。いずれも最後まで譲らない白熱したラリーの末に、島村のサーブや相手ミスで最終的に勝利をつかんだのは日本だった。

【コメント】

眞鍋政義監督
「久しぶりに長時間の試合で疲れたが、最終的に勝てて良かった。スタッフを含め14人が集中してよく戦ってくれた。途中から入れた内瀬戸(真実選手)はサーブレシーブが安定していたし、スパイクも素晴らしかった。仙台ではディフェンスをしっかりと固めたい」

キャプテン・木村沙織選手
「個人的にはすごく反省が残る試合だったが、チーム力がしっかり出ていた。5戦を通して、みんながコートをフルに使って活躍してくれたことが大きい。課題はチャンスボールを確実に点数に結び付けること。仙台ではもっと強いチームと当たるが、今日のように全員バレーでいく」

石井優希選手
「ドミニカ共和国は高さもパワーもあるチームだが、今日はディフェンスも素晴らしかった。フルセットになりながら私たちもよく拾って、最後まで粘って蘇った。仙台の試合につなげていきたい」

古賀紗理那選手
「勝てて本当に良かった。交代でコートの外に出た時は、まず落ち着こうという気持ちだった。(木村)沙織さんや(石井)優希さんが打っているのを見て相手のフォーメーションなどを考え、出番の時はブロックアウトやコーナーを狙うことにつなげた」

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8月26日 日本×ケニア
チームセットカウント第1セット第2セット第3セット第4セット第5セット
日本
3勝1敗
3 25 25 25 - -
ケニア
4敗
0 15 20 12 - -
【第1セットのスタメン】
大竹 里歩 21
ミドルブロッカー
大竹 里歩
OTAKE, Riho
  1. デンソー
    エアリービーズ
  2. 1993-12-23
  3. 182cm/68kg
古賀 紗理那 8
ウィングスパイカー
古賀 紗理那
KOGA, Sarina
  1. NEC
    レッドロケッツ
  2. 1996-05-21
  3. 180cm/66kg
宮下 遥 19
セッター
宮下 遥
MIYASHITA, Haruka
  1. 岡山シーガルズ
  2. 1994-09-01
  3. 177cm/61kg
長岡 望悠 1
ウィングスパイカー
長岡 望悠
NAGAOKA, Miyu
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1991-07-25
  3. 179cm/68kg
木村 沙織 3
ウィングスパイカー
木村 沙織
KIMURA, Saori
  1. 東レアローズ
  2. 1986-08-19
  3. 185cm/65kg
山口 舞 7
ミドルブロッカー
山口 舞
YAMAGUCHI, Mai
  1. 岡山シーガルズ
  2. 1983-07-03
  3. 176cm/62kg
座安 琴希 2
リベロ
座安 琴希
ZAYASU, Kotoki
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1990-01-11
  3. 159cm/57kg

【戦評】

2015.08.26-1.jpg2015.08.26-2.jpg

 FIVBワールドカップ2015女子大会、第1ラウンド東京大会。FIVB世界ランキング4位(2014年10月13日時点)日本の第4戦は、同ランキング19位でアフリカ大陸代表のケニアと対戦した。第1セットの立ち上がりから宮下遥、古賀紗理那らのサーブが走り25-15と好スタートを切ると、第2セット、第3セットも多彩なメンバーが出場し、それぞれの持ち味を発揮して活躍。セットカウント3-0のストレートで勝利した。次戦は8月27日(木)19時より、北中米大陸代表で同ランキング6位のドミニカ共和国と対戦する。

 2日前の第3戦からはスターティングメンバーにキャプテン・木村沙織が復帰した日本。第1セットは古賀を始めとした各選手のサーブでケニアのレシーブを崩し、力んだ相手はミスも重なって16-7と日本は大量リードでセット終盤を迎えた。その後はケニアの連続得点もあったが、長岡望悠のバックアタックなどでリズムを取り返した日本が、25-15でセットを先取した。

 第2セット、序盤の競り合いから、長岡のサーブで抜け出した日本が山口舞の活躍もあってリードを広げた。迫田さおりや石井優希、鍋谷友理枝らを投入して勢いに乗り、16-8で2回目のテクニカルタイムアウトを折り返した。最後は迫田のバックアタックが決まり25-20と第3セットも連取した。

 第3セット、セッターを宮下から古藤千鶴に替えた日本。その古藤がサービスエースを決めるなど順調な立ち上がりで8-3とリード。その後も大竹里歩の速攻や古賀のバックアタックで攻撃の手を緩めない日本が、16-7で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。流れをつかみ、この試合において14人全員がコートに立った日本は、25-12でこのセットを奪った。

【コメント】

眞鍋政義監督
「特にサーブとサーブレシーブがよかった。サーブについては前後左右、ネットすれすれの所を狙おうとミーティングで話した。大竹(里歩選手)はクイックが広範囲に打てるし、今後も期待している。次のドミニカ共和国との対戦は、東京大会でロシア戦に次ぐ大事な試合。相手の高さが脅威となるが、総力戦で臨む」

木村沙織選手
「今日は休み明けの試合だったので、試合の入り方を皆で意識して、相手のペースにならないように気を付けた。チームの課題として、スパイクミスを減らすこととブロックで相手にシャットアウトされることを少なくすることを指示されているので、そこを意識したい。調子は日に日に上がってきていると感じる」

宮下遥選手
「勢いのあるチームにしっかりと勝ててよかった。(大竹選手とのコンビネーションは)うまくいったかどうかは分からないが、何本かトライした。少し崩れるようなところからでもミドルブロッカーを意識して使えたことがよかったと思う」

古賀紗理那選手
「個人的にはスパイクのミスが多かったので、次の試合ではミスを減らしていきたい。キャプテン・木村沙織選手のすごいところは、点数を連続して取られたときにチームを引き締めるための一言がとても大きいこと。4試合戦って少しずつ慣れてきたし、負けられない試合が続くので、プレッシャーをはねのけ思い切りプレーしたい」

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8月24日 日本×キューバ
チームセットカウント第1セット第2セット第3セット第4セット第5セット
日本
2勝1敗
3 25 25 25 -
キューバ
1勝2敗
0 15 12 16 - -
【第1セットのスタメン】
長岡 望悠 1
ウィングスパイカー
長岡 望悠
NAGAOKA, Miyu
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1991-07-25
  3. 179cm/68kg
大竹 里歩 21
ミドルブロッカー
大竹 里歩
OTAKE, Riho
  1. デンソー
    エアリービーズ
  2. 1993-12-23
  3. 182cm/68kg
古賀 紗理那 8
ウィングスパイカー
古賀 紗理那
KOGA, Sarina
  1. NEC
    レッドロケッツ
  2. 1996-05-21
  3. 180cm/66kg
内瀬戸 真実 15
ウィングスパイカー
内瀬戸 真実
UCHISETO, Mami
  1. 日立リヴァーレ
  2. 1991-10-25
  3. 170cm/70kg
山口 舞 7
ミドルブロッカー
山口 舞
YAMAGUCHI, Mai
  1. 岡山シーガルズ
  2. 1983-07-03
  3. 176cm/62kg
宮下 遥 19
セッター
宮下 遥
MIYASHITA, Haruka
  1. 岡山シーガルズ
  2. 1994-09-01
  3. 177cm/61kg
座安 琴希 2
リベロ
座安 琴希
ZAYASU, Kotoki
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1990-01-11
  3. 159cm/57kg

【戦評】

FIVBワールドカップ2015女子大会、第1ラウンド東京大会。FIVB世界ランキング4位(2014年10月13日時点)日本の第3戦は、同ランキング26位で北中米大陸代表のキューバと対戦した。古賀紗理那の得点で1点目を奪った日本は、いい流れを保持して第1セットを25-15で奪った。続く第2、3セットも攻撃的なバレーを展開し、セットカウント3-0のストレートで勝利した。 次戦は8月26日(水)19時より、アフリカ大陸代表で同ランキング19位のケニアと対戦する。

第1セット、前日の試合からスターティングメンバーを変えた日本だが、古賀紗理那、内瀬戸真実、長岡望悠のスパイクで得点したが、最初のテクニカルタイムアウトを7-8で迎えた。タイムアウト明け、長岡がスパイクを決めると、古賀の3連続得点を含む7連続得点で逆転し、2回目のテクニカルタイムアウトを16-12で迎えた。その後も得点を重ねて、25-15で第1セットを先取した。

第2セット、先取点を奪った日本は、宮下遥、古賀がサーブで相手を崩して連続得点。最初のテクニカルタイムアウトを8-3で迎えた。古賀のスパイク、大竹里歩のクイックなどで得点を重ねていき、2回目のテクニカルタイムアウトを16-7で奪った。その後、途中出場した迫田さおり、鍋谷友理枝の活躍もあってリードを広げ、最後は古賀の3連続スパイクで25-12と第2セットを連取した。

第3セット、立ち上がりで1-3とリードされたが、大竹里歩、山口舞のミドルブロッカー陣が連続得点して同点となった。長岡の連続サービスエースなどもあって8-6で日本がテクニカルタイムアウトを奪った。その後も古賀、長岡が着実に決め、16-10とリードを広げて2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。タイムアウト明け、山口の活躍などもあって得点を重ねていき、迎えたマッチポイントで古賀がサービスエース。25-16で第3セットを取った。

【コメント】

眞鍋政義監督
「昨日の悔しい敗戦で今日のスタートはどうかなと思ったが、選手が集中してよく頑張ってくれた。あくまで目標はリオデジャネイロオリンピック出場で、そのためには14人をフルに使っていかないと勝てない。ワールドグランプリ後、センター線を多く使うことを課題にしてきたが、まだ少ない。ミドルの本数を増やし、決定率、効果率を上げていきたい」

キャプテン・木村沙織選手
「今日は若い選手が中心になって、いいバレーを展開していた。ロシア戦は悔しい思いをしたが、一戦一戦を戦うごとにチーム力が増しているとコートの中で感じている。次の試合について今日の夜から皆で話し合い、しっかり準備したい」

内瀬戸真実選手
「(昨日の)ロシア戦とはメンバーが入れ替わり、若い選手で勝てたということで、次につながる試合となった。試合を重ねるごとにいい流れにきている。コンディションを調整して次の試合に備えたい。控えから入るより、フル出場で勝つことはとても自信になる」

宮下遥選手
「昨日はフルセットで勝ちきれず悔しい思いをしたが、今日はすっきりとセットカウント3-0で勝てることができて良かった。3連戦の疲れを取りながらも、これまでの課題を見据えて明後日の試合に向け挑戦していく」

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8月23日 日本×ロシア
チームセットカウント第1セット第2セット第3セット第4セット第5セット
日本
1勝1敗
2 25 18 21 25 13
ロシア
2勝
3 12 25 25 23 15
【第1セットのスタメン】
古藤 千鶴 5
セッター
古藤 千鶴
KOTO, Chizuru
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1982-10-08
  3. 171cm/65kg
島村 春世 9
ミドルブロッカー
島村 春世
SHIMAMURA, Haruyo
  1. NECレッドロケッツ
  2. 1992-03-04
  3. 182cm/78kg
木村 沙織 3
ウィングスパイカー
木村 沙織
KIMURA, Saori
  1. 東レアローズ
  2. 1986-08-19
  3. 185cm/65kg
石井 優希 12
ウィングスパイカー
石井 優希
ISHII, Yuki
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1991-05-08
  3. 180cm/68kg
大竹 里歩 21
ミドルブロッカー
大竹 里歩
OTAKE, Riho
  1. デンソー
    エアリービーズ
  2. 1993-12-23
  3. 182cm/68kg
長岡 望悠 1
ウィングスパイカー
長岡 望悠
NAGAOKA, Miyu
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1991-07-25
  3. 179cm/68kg
座安 琴希 2
リベロ
座安 琴希
ZAYASU, Kotoki
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1990-01-11
  3. 159cm/57kg

【戦評】

FIVBワールドカップ2015女子大会、第1ラウンド東京大会。FIVB世界ランキング4位(2014年10月13日時点)日本の第2戦は、同ランキング7位でヨーロッパ大陸代表のロシアと対戦した。サーブで攻めて第1セットを奪った日本だが、その後、セットを奪い合ってフルセットにもつれ込んだ。その第5セットはサイドアウトが続く展開となったが、先にロシアが連続得点を奪って13-15の僅差で敗れた。次戦は8月24日(月)19時より、北中米大陸代表で同ランキング26位のキューバと対戦する。

第1セット、キャプテン・木村沙織のレフトからのスパイクで先取点を奪った日本は、島村春世のサービスエース、本日スターティングメンバーの石井優希、長岡望悠がスパイクを決めてリードを作り、8-3で1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。タイムアウト明け、日本はサーブで攻めるとロシアがミスを連発。大竹里歩、木村のスパイクなどで得点を重ねた日本が25-12で第1セットを先取した。

第2セット、開始から3連続失点した日本は、古藤千鶴のサービスエース、島村、大竹のクイックで得点したが、最初のテクニカルタイムアウトは5-8で奪われた。タイムアウト明け、長岡、石井のスパイクなどで同点に追いついたが、タチアナ・コシェレワに連続で決められ再びリードを奪われて、2回目のテクイカルタイムアウトは11-16で迎えた。その後、木村、石井がスパイクを決めたが、リードを縮めることはできず、18-25で第2セットを落とした。

第3セット、開始直後に5連続失点を喫して5-8で最初のテクニカルタイムアウトを迎えた。しかし、石井のサーブで流れを作ると4続得点して9-9の同点となった。その後は、サイドアウトを取り合う展開となり、2回目のテクニカルタイムアウトは15-16で迎えた。逆転したい日本だったが、ロシアのコシェレワに連続得点を奪われ点差を広げられて、21-25で第3セットを落とした。

第4セット、日本は古賀紗理那、内瀬戸真実を入れてスタート。大竹のスパイクで1点目を奪うと、その後5連続得点でリードを作り、8-5でテクニカルタイムアウトを奪った。タイムアウト明けに連続失点して逆転されたが、木村の3連続スパイクなどで再逆転して、16-14で2回目のテクニカルタイムアウトを奪った。日本は20-18 と先に20点を奪うと、ここから連続得点。ロシアの反撃にあったが、セットポイントで古藤のツーアタックが決まって25-23で第4セットを奪った。

第5セット、序盤は互いに点を取り合い、7-8でチェンジコート。その後、ロシアにブロックを決められて9-11となると追いつくことができず、13-15で第5セットを取られた。

【コメント】

眞鍋政義監督
「最終的にはフルセットで負けてしまったが、途中までは非常に選手たちが頑張ってくれた。普通であればセットカウント1-3で負けているケースかなと思う。しかし最後までよく踏ん張ってくれた。相手のナタリア・オブモチャエワとタチアナ・コシェレワにはサーブで崩しても上から打たれてしまった。日本のサーブはかなり手応えがあった。ロシアに勝つにはやはりディフェンス面を上げないと駄目」

キャプテン・木村沙織選手
「負けて悔しいが、昨日とは全く違うバレーができたと思うし、コートの中と外の一体感で戦うことができた。2試合が終わったばかりなので、明日から気を引き締めて取り返していきたい」

石井優希選手
「結果を残せなかったのがとても悔しい。しかし、いい意味で全員がコートの中で結果を残せた。今日はしっかり休んで、また明日の試合を全力でチーム一丸となって頑張りたい」

大竹里歩選手
「勝ちきれなかった。フルセットの中で、個人個人でいいプレーができていたし、チームとしても団結力のある戦いができていた。今日の試合をしっかり反省して、気持ちを入れ直していきたい」

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8月22日 日本×アルゼンチン
チームセットカウント第1セット第2セット第3セット第4セット第5セット
日本
1勝
3 25 25 25 - -
アルゼンチン
1敗
0 16 19 12 - -
【第1セットのスタメン】
古藤 千鶴 5
セッター
古藤 千鶴
KOTO, Chizuru
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1982-10-08
  3. 171cm/65kg
島村 春世 9
ミドルブロッカー
島村 春世
SHIMAMURA, Haruyo
  1. NECレッドロケッツ
  2. 1992-03-04
  3. 182cm/78kg
木村 沙織 3
ウィングスパイカー
木村 沙織
KIMURA, Saori
  1. 東レアローズ
  2. 1986-08-19
  3. 185cm/65kg
古賀 紗理那 8
ウィングスパイカー
古賀 紗理那
KOGA, Sarina
  1. NEC
    レッドロケッツ
  2. 1996-05-21
  3. 180cm/66kg
大竹 里歩 21
ミドルブロッカー
大竹 里歩
OTAKE, Riho
  1. デンソー
    エアリービーズ
  2. 1993-12-23
  3. 182cm/68kg
長岡 望悠 1
ウィングスパイカー
長岡 望悠
NAGAOKA, Miyu
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1991-07-25
  3. 179cm/68kg
座安 琴希 2
リベロ
座安 琴希
ZAYASU, Kotoki
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1990-01-11
  3. 159cm/57kg

【戦評】

FIVBワールドカップ2015女子大会、第1ラウンド東京大会。FIVB世界ランキング4位(2014年10月13日時点)の日本の初戦は、同ランキング14位で南米大陸代表のアルゼンチンと対戦した。サーブで相手を崩して流れをつかんだ日本は、第1セットを25-16で奪取。第2セット、第3セットも常にリードを保つ展開で、セットカウント3-0のストレートで本大会初戦を勝利で飾った。次戦は8月23日(日)19時より、ヨーロッパ大陸代表で同ランキング7位のロシアと対戦する。

第1セット、先取点を許した日本は、島村春世のサーブから5連続得点。その後、古賀紗理那がスパイクを決めて8-6と最初のテクニカルタイムアウトを奪った。その後、キャプテン・木村沙織の連続得点から流れをつかむと、長岡望悠、古賀、木村のサービスエースが続き、16-11とリードを広げた。その後、木村が4連続サービスエースで点差を広げると、25-16で第1セットを先取した。

第2セット、序盤はミドルブロッカー2人が活躍。島村のブロード攻撃とサーブで流れを作り、大竹里歩もクイックで得点。8-5と1回目のテクニカルタイムアウトを奪った。しかし、その後、相手に3本のブロックを決められ15-16とリードを許した。2回目のテクニカルタイムアウト明けの古賀のスパイク得点をきっかけに、流れをつかんで逆転。その後は反撃を許さず、最後は途中出場の山口舞が決めて、25-19で第2セットを連取した。

第3セット、セッターを古藤千鶴から宮下遥に代えてスタート。その宮下の好サーブで攻め8-2で最初のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後、長岡と木村の活躍で得点し、今度は山口の好サーブから流れをつかみ、16-7とさらにリードを広げた。2回目のテクニカルタイムアウト後、交代で入った石井優希の活躍もあって優位に試合を進め、鍋谷友理枝もピンチサーバーで出場し日本はベンチ入りメンバー全員が出場を果たす。マッチポイントを内瀬戸真実が決め、25-12で第3セットを奪った。

この結果セットカウント0-3のストレートでトルコに敗れた日本。アタックでのミスは14、相手ブロックに捕まったのは13を数え、緻密な攻撃が影を潜めた。

【コメント】

眞鍋政義監督
「立ち上がりは選手が硬くなっていたが、全員を使ってのストレート勝ちでホッとしている。明日のロシア戦は総力戦となる。高さがあり、我々のブロックの上から打ってくるなど厳しい戦いになるが、徹底してレシーブ練習をしてきたので、勝つときは長い試合になるだろう」

キャプテン・木村沙織選手
「立ち上がりからもったいないミスが多かった。それをしっかり修正して明日以降につなげていきたい。今までディフェンスをしっかり練習してきたので、相手の攻撃にとことん食らいついていく覚悟」

長岡望悠選手
「チームのつながりができていた。このつながりが大切だと思う。色々な局面がありながら最後まで戦えたのは良かった」

古賀紗理那選手
「ストレートで勝てて良かった。明日からはもっと厳しい戦いが待っている。全員が力をすべて出し切っていかなければならない。(第1セットの4点目となる)最初の1点目を取った時には正直安心した」

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